実家から届いた「謎の段ボール」を開封したら、そこはシュールな異世界だった
一人暮らしの自炊生活を支えてくれる、実家からの仕送り。届いた瞬間のあの高揚感は、まるでクリスマスプレゼントを開ける子どものようなものだ。
しかし、先日届いた段ボールを開けた瞬間、私は言葉を失った。そこには、愛と優しさが詰まっているはずの箱の中に、カオスが凝縮されていたからだ。
1. 絶望の「謎の液体」ボトル
まず一番上に置かれていたのは、ラベルが半分剥がれた無色透明のペットボトル。母からのLINEにはこうあった。 「お父さんが漬けた謎の果実酒。何が入ってるか忘れたけど、体にいいはずだから飲んでみてね!」
…いや、何が入っているか分からないものを口にするのは、もはやロシアンルーレットである。試しにキャップを開けてみたが、中から漂ってきたのは発酵しきった強烈な芳香。……これ、爆発するやつじゃないか?
2. 「いつの時代?」という遺物たち
さらに掘り進めると、底の方から化石のようなものが出てきた。
- 1998年製の賞味期限切れインスタント味噌汁(25年前!?)
- なぜか片方だけ入っている軍手
- 近所のスーパーのポイントカード(しかも期限切れ)
母よ、なぜ荷物の隙間に「軍手」をねじ込んだのか。冬の寒さを心配してくれたのか、それとも私がこれから工事現場で働くことを見越しての先回りなのか。軍手という名のツッコミ待ちアイテムに、思わず笑いがこみ上げる。
3. まさかの「トイレットペーパー3ロール」
一番笑ったのがこれだ。段ボールの四隅に、なぜかトイレットペーパーが丁寧に配置されていた。 「緩衝材代わりにしたのよ」と母は誇らしげに言うが、段ボールのサイズに対して明らかに量が足りていない。おかげで、隙間という隙間に詰まったレトルトカレーと軍手が、輸送中に激しく衝突し、悲惨な状態で届いた。
結論:これが実家の「愛のカタチ」
箱を開けた瞬間は、思わず「なんやねんこれ!」と声に出して突っ込んでしまった。正直、賞味期限切れの味噌汁は即ゴミ箱行きだし、謎の果実酒はシンクの奥へと消えた。
でも、不思議なことに、そんなシュールなゴミの山を片付けているうちに、実家の両親の顔が浮かんでくる。きっと、何かを送ろうと一生懸命になって、あわてて目に付いたものを詰め込んだのだろう。
この「謎の段ボール」は、中身そのものよりも、その「とりあえず送ってしまえ!」という実家の雑な愛情こそが一番のネタだ。
もしあなたの実家からも段ボールが届いたら、開ける前にカメラを構えることを強くおすすめする。そこにはきっと、あなたの想像を超えた「笑いの宝箱」が待っているはずだから。
