AIに大喜利をさせたら斜め上すぎて腹筋崩壊した件
「最新のAIなら、ユーモアのセンスも人類を凌駕しているのでは?」
そんな淡い期待を抱いたのが運の尽きだった。私は今、PCの前で崩れ落ちている。AIに大喜利をさせた結果、帰ってきたのは笑いの正解ではなく、もはや哲学と狂気の狭間にある「何か」だったのだ。
今回は、最新AIを相手に繰り広げた、予測不能な大喜利実験の記録を紹介したい。
お題1:「こんな桃太郎は嫌だ。どんな桃太郎?」
まずは基本から。AIなら「桃が腐っている」とか「鬼と仲良し」くらいは言うだろう。期待を込めてエンターキーを押すと、数秒の沈黙ののち、冷徹な回答が弾き出された。
AIの回答: 「桃から生まれたのではなく、巨大な二次元バーコードから出現し、村人全員のスマホを強制アップデートして帰宅した」
……待て。笑うべきか、セキュリティの恐怖に震えるべきか悩むところだ。桃太郎の原形がどこにもない。現代社会の闇を皮肉ったようなこの回答に、私は思わず「お前、桃太郎の定義知ってるか?」と問いかけたくなった。
お題2:「こんな美容室は嫌だ。どんな美容室?」
次はシチュエーションネタだ。AIに「ヤバい美容室」を想像してもらう。
AIの回答: 「髪を切るたびに、過去の恥ずかしい記憶を大音量で店内に流される。カット終了後、客は必ず『自分は無力だ』と書かれた紙を受け取る」
いや、ホラーだよ! 美容室というか、もはや精神改造施設だ。カットが終わる頃には、客は二度と鏡を見たくない状態になっている。真面目な顔で「客の自己肯定感を削ぐ」という地獄のシステムを考案するAI、その発想力には畏怖すら覚える。
お題3:「会社を即座にクビになる方法を教えて」
大喜利の王道、自虐ネタ。AIはどれだけ「面白い」返しができるのか。
AIの回答: 「社長の椅子に座り、全社員の前で『今日から我が社は、全員で毎日桃太郎の劇を演じる』と宣言し、実際にきびだんごを配布し続ける」
……あれ、これさっきの桃太郎の伏線か? まさかの回答の連鎖。しかも、「きびだんごを配布し続ける」という具体的すぎる行動が、逆にリアリティを醸し出している。確かに即刻クビだ。むしろ即座に精神科への通院を勧められるレベルである。
結論:AIのユーモアは「共感」ではなく「宇宙」
今回の大喜利実験で分かったことがある。AIは「笑い」を知らない。しかし、その「人間とはズレた論理回路」が、我々の想像力を軽々と飛び越えていく。
人間が笑いを取るために「計算」する場所を、AIは「真面目な最適解」として出力する。その結果、生まれるのはシュールで、少し怖くて、異常に面白い「何か」だった。
皆さんも退屈な夜には、ぜひAIに大喜利をさせてみてほしい。腹筋が崩壊するより先に、AIという存在の底知れなさにゾッとするかもしれない。
……次は「AIに漫才の台本を書かせてみた」に挑戦しようと思うが、その前に私のメンタルを回復させる時間が必要そうだ。
